水没車や水害車を見分ける方法

中古車で注意しなければならないのは、「水没車」や「水害車」です。

つまり、台風、大雨、ゲリラ豪雨などによる河川の氾濫や住宅地での冠水などで、水に浸かってしまった車ということなのですが、車にとって大敵である水に浸かれば、寿命は大幅に短縮されることになります。

注意
一見、大丈夫そうにみえても、エンジンや電気系統などに問題が生じている場合があるため、買ってから直ぐに故障する可能性があります。また、直ぐに故障しなかったとしても、3ヶ月後、6ヵ月後に故障するかも知れないのです。

タイヤ程度までの水没であれば、それほど被害は大きくならないと思いますが、マフラーが水没してしまえば、エンジンに水が入る可能性が大きくなりますから、こういう車は選ばないに越したことはありません。

中古車を買う場合、事故車であればプライスボードに「修復歴あり」というふうに表示されていますから、すぐに分かるのですが、水没車や水害車の場合は、そのような表示義務がないのが現状ですから、中古車を選ぶ際に自分の目でみてチェックすることが大事になります。

ここでは、水没車や水害車を見分ける方法のポイントを整理しておきたいと思います。

水没車や水害車を見分けるポイント

水没車や水害車が中古車として再販される場合、修理や清掃などを行って、ある程度キレイな状態にして中古車販売店などで販売されます。

しかし、いくら清掃などを行っても、完全に水没前の状態に戻るわけではありませんので、ポイントを押さえてチェックすれば、水没車や水害車かどうか見分けることができます。

見分けるチェック・ポイント

  1. 車内の匂い
  2. 車内のカビ・汚れ
  3. ブレーキペダルの根元のサビ
  4. アクセルペダルの根元のサビ
  5. エンジンルームのサビ
  6. シートベルトの色むら
  7. エアコンからの異臭

水没や水害の被害を受けた車は、清掃などをしても簡単に臭いや汚れを取り去ることはできません。汚れでいえば、室内に泥で汚れた跡(ここまで水没したという跡)が少しでもあれば、水の被害を受けた車の可能性があります。

また、室内やエアコンから、土臭い臭いやドブのような臭いがする場合は、水没車と疑った方が良いでしょう。普通の車で、室内がドブ臭いということは稀でしょうから、そういう臭いがする場合は気をつけなければなりません。

エンジンルームが水に浸かると、サビが発生することがあります。通常、エンジンルームにサビが発生するということは稀ですから、注意深く確認すると良いでしょう。

サビということでいえば、シート下の金属部分やトランクルームのスペアタイヤの入っている底の部分、アクセルペダルやブレーキペダルの根元の金属部分なども、サビやすい箇所なのでチェックしてください。

ポイント
シートベルトをいっぱいに引き出して、色むらがないか?途中から変色していないかも確認してください。水に浸かっていれば、シートベルトに色むらがあったり、途中から色が変わっていたり、水に浸かった跡が残っている可能性があります。

水没した車だと初めから承知で買うのであれば、本人が知っていて買うのですから良いのでしょうが、水没車や水害車と知らずに買わされれば、後悔しても後悔仕切れないことになってしまいます。

中古車販売業者の中には、水没車などを普通の車だと偽って販売する悪質な業者もいますので、これらのチェックポイントをしっかり確認して、粗悪な車を掴まないように気をつけましょう。