ローンが残っている車を廃車にする場合

ローンの残っている車は、厳密に言えばディーラーや信販会社の所有物ですから、勝手に廃車にしたり売ったりすることはできません。

事故などによって車を廃車にしなければならなくなったら、まず、いま残っているローン残債を一括で支払ってしまう、もしくは新しく銀行やクレジット会社でローンを組み、その借りたお金でローン残債を支払ってしまうなどしなければなりません。

注意
ローンをすべて支払い終えたら、今度は今までディーラーや信販会社などの名義になっていた「所有者名義」を自分の名義に変更することになります。

これを、所有権留保の解除と言い、所有権が解除されれば廃車にすることも、どこかの買取店に売却することも可能になります

ポイント
所有権留保の解除を行うと

  1. 委任状
  2. 譲渡証明書
  3. 印鑑証明書

などの所有者に関する書類を入手することができますので、これらの書類を廃車業者に渡して廃車の手続きをしてもらうことになります。なお、廃車にする場合の費用は、だいたい2万円前後となります。

関連)車のローンが終わったら所有権解除をしておく

車両保険で損失をカバーする

車を運転する場合は、強制保険である自賠責保険の他に、自分で任意にかける任意保険に入るというのが普通ですが、任意保険に入る場合は、事故で車を廃車にしなければならなくなったときでも補償を受けられる、「車両保険」にも入ると良いでしょう。

車両保険を使えば、車両保険の保険金をローン残債の返済に充てることができるので、多額の現金を用意することや、どこかの銀行などで新たにローンを組む必要がなくなります。

車両保険を契約することで、保険料は高くなりますが、万一の備えとしては強力なものと言えますので、是非検討してみるとよいでしょう。

参考)自動車保険の車両保険

廃車を廃車専門の買取業者へ売却

廃車しようとする車ですから、もうどこの業者も買い取ってくれないと思いがちですが、実際にはそうでもないようで、廃車や事故車、水没車などを専門に買い取ってくれる買取業者があります。

廃車にするような車を買い取って、どうするのか?と疑問になるかもしれませんが、廃車や事故車なども販売先が確保されているので、買取を行っているのです。

ですから、普通の買取店では査定額が付かなかったような車であっても、ある程度の買取額を提示してくれる可能性がありますので、一度、査定だけでも受けてみるとよいでしょう。