中古車価格が下がる理由:ライバル車の発売やモデル・チェンジが影響する

中古車価格は、ライバルとなる車が発売されたり、モデル・チェンジが行われたりすると下がる可能性があります。

ライバル車とは文字通り、そのクラスで競合する車、もしくはお客さんを取り合う車ということになり、よく引き合いに出されるトヨタ・ヴィッツとホンダ・フィットのような関係の車を指します。

軽自動車でいえば、スズキ・ワゴンRとダイハツ・タント、ホンダ・NBOXあたりがライバル車種ということでしょう。

注意
車の価値は日々変化していきます。新車登録から日数が経っていくにしたがって、車の価値が減少していきます。減少のしかたは一定ではないとしても、日々価値が減少していくことに変わりはありません。

このような車の経年劣化に伴う価格の減少とともに、その車のライバルとなる車が登場することでも、中古車価格は下がっていきます。また、モデル・チェンジで新型のモデルが登場したときも、同様に中古車価格は下がります。

ライバル車が出たときやモデル・チェンジに気をつける

国内自動車メーカーでは、ほぼ4年に1度フルモデル・チェンジを行っています。小さな改良などを施すマイナー・チェンジにいたっては、さらに短い期間で行われているのが現状です。

ライバルとなる自動車メーカーが新型車を出せば、こちらもモデル・チェンジした新型車を出して顧客を囲い込もうとします。そうなれば、流れとして新型車に乗り換えようとする人が増えるため、結果として中古車市場では旧型車がダブついてきて、その車の中古車価格が下がるとい現象がおきます。

ポイント
さらに、ライバルメーカーの新型車に人気が集まれば、そのライバルであった車の人気が落ちるということになり、この場合でも中古車市場での価格が下がってしまうことになります。

例として、フィットの登場でヴィッツの中古車価格が下がったケースをご紹介します。

以前、ヴィッツは、コンパクト・カーといえばヴィッツというくらい人気が高かったのですが、これがフィットが登場するやいなや、その人気がフィットに移ってしまいました。その動力性能やスタイルなどが評価されたのでしょうが、その結果としてヴィッツは以前ほどの人気車ではなくなり、中古車市場での価格が下がったのです。

こういうケースは、なにもヴィッツとフィットだけに限られたことではないでしょうから、車を売ろうと考えているのなら、ライバルメーカーの動向にも気をつける必要がありそうです(売り時を逃がさないようにするために)。

また、ほぼフィットとヴィッツで構成されていたクラスにマツダ・デミオの新型車が投入されました。デミオはクリーン・ディーゼルエンジンを搭載し、ガソリンに比べ力があることや、軽油の経済性などが評価され、高い人気となっています。

ディーゼル・エンジンのデミオは、発売されて間もないこともありますから、中古車市場にはあまり出回っていませんが、これが2~3年経ち、中古車市場に数多く出回るようになれば、フィットやヴィッツの中古車価格に影響を及ぼすことになるかもしれません。

ポイント
中古車の価格は、あくまでも需要と供給のバランスで決まってきますから、フィットとヴィッツの人気が変わらず高い状態であれば、あまり中古車価格は下がらないかも知れませんが、これからは注意してみていく必要がありそうです。