では、10万キロ走った車は、査定の時に査定額がゼロ円となってしまって値段が付かないものなのでしょうか?
10万キロを超えても買取額がつく
たとえば、アルファードやエスティマ、セレナなどの人気のミニバンや、プリウスなどのハイブリッド車、クラウンやレクサスなどの高級車、ハイエースなど海外でも人気の車種、ランクルやサファリ、パジェロなどのRV車などは、特に人気がありますから、これらの車の場合は、高い査定額も期待できるでしょう。
ディーラーで新車を買う場合は、10万キロ超の車では値段が付かないこともあるようです。下取りの値段が付いたとしても、5万円や10万円程度の低い金額にしかならないのなら、一度、買取専門店で査定をしてもらうと良いと思います。
なお、新車の場合は値引きがありますので、「下取り額は付けられないけど値引きでサービスする」と言われることもあるでしょうし、値引き額を調整して下取り額としている場合もあります。この辺の兼ね合いもありますから、査定額や値引き額などをトータルで考えて、一番得する方法を選択してください。
実際には何万キロまで乗れるのか
車の部品を「年数で劣化するもの」と「距離で劣化するもの」とに分けて考えるとよいと思いますが、これらの部品をどういうふうにメンテナンスしてきたかで、その車にあと何年乗れるかが変わってきます。
また、バッテリーは距離や年数に関係なく、使い方によりますので、バッテリーあがりを防ぐのであれば2年程度で交換するのがよいと言われています。
現在の車は、メーカーの技術力が向上していることもあり、ほとんどの部品が交換不要もしくは長期間使用できるようになっていますので、10万キロを超えても、20万キロ、30万キロでもメンテナンスさえちゃんと行っていれば乗れるということになります。