基本的に人気車は、査定で高額査定となり買取額が高くなることが多いのですが、あまりにも人気が高すぎる車種の場合は、逆に査定額が低くなることがあります。
その理由は、中古車市場で供給過剰になることにあります。つまり、その車種が中古車市場で飽和状態となれば、いくら人気車といえど、高く買い取ることができないからです。
注意
新車のときに人気の車は中古車になっても人気車という傾向が強いのですが、それでも買いたい人より売りたい人の方が多くなれば、在庫はダブつき、場合によっては長い期間売れ残る可能性もあるわけです。ですから、あまりにも人気の高い車の場合は、査定で買取額が低くなる可能性があるのです。
ちなみに、2015年7月の販売台数ランキングは次のようになっています。
- トヨタ・アクア
- トヨタ・カローラ
- ホンダ・フィット
- ニッサン・ノート
- トヨタ・プリウス
- トヨタ・ヴォクシー
- トヨタ・ヴィッツ
- トヨタ・シエンタ
- マツダ・デミオ
- ホンダ・ステップワゴン
- ニッサン・エクストレイル
- ホンダ・ヴェゼル
- トヨタ・ヴェルファイア
- ニッサン・セレナ
- トヨタ・ノア
- トヨタ・ハリアー
- トヨタ・アルファード
- スバル・インプレッサ
- トヨタ・エスクァイア
- ホンダ・シャトル
- トヨタ・パッソ
- スズキ・スイフト
- ホンダ・フリード
- トヨタ・クラウン
- 三菱・アウトランダー
- マツダ・CX-3
- トヨタ・ランドクルーザーW
- スバル・レボォーグ
- スズキ・ソリオ
- トヨタ・スペイド
※ このランキングは「一般社団法人 日本自動車販売協会連合会」の新車乗用車販売台数月別ランキングを参考にしています。
アクアやプリウス、フィット、ノートあたりの車は、2015年1月~7月までの期間において上位1~6位までにランクされる人気車です。さらに、アクアに至っては、2015年1月から継続して1位をキープしていますので、超人気車といっても間違いではないでしょう。
アクアのような車が、モデル・チェンジなどによって買い替えがおこり、中古車市場に大量に供給されることになれば、中古車市場でアクアが供給過多となり、結果として査定額や買取額が下がってしまうことになります。