年式のわりに走り過ぎているいる車はマイナス査定となり、逆に走行距離が少ない車は高額買取も期待できるということになります。
ただし、走行距離が短ければ良いというのも限度があって、年式が古いのに走行距離が短すぎるという場合は、マイナス査定となってしまうのです。
走行距離が少ないというのは、放置状態が長く普段からあまり乗られていない車ですから、定期的なメンテナンスが十分でない可能性があります。
そのためにバッテリーの状態が悪かったり、金属パーツにサビが出ていたり、動かしていなかったためにゴムのパーツが硬くなるなど、車の状態を悪くしてしまう結果となっているのです。
こういう車は、いくら走行距離が短くても、他の箇所でマイナスとなってしまうので、結果として高額で買い取ってもらうことはできません。
車の走行距離の目安は年間1万キロ
たとえば、人気の軽自動車の場合でみてみると、2年で2.5万キロ走れば10点(1万円)のマイナス、3万キロなら20点(2万円)のマイナスとなります。
目安となる走行距離よりも多く走っているために、減点となってしまいます。
また、走行距離が目安となる走行距離よりも大幅に短い場合(短すぎる)でみると、2年で1万キロなら5点(5千円)のマイナス、5千キロなら10点(1万円)のマイナスとなります。
つまり、走行距離は長くても短くてもダメで、2年乗った車で言えば、走行距離が1.5万キロ~2万キロあたりがプラス査定になる範囲となります。
走行距離の目安は年式が古くなると変わる
走行距離は、年間で1万キロが目安とされていますが、年数が経過すると基準は少し変わってくるようです。
経過年数5年まで: 年間9千キロ
経過年数6年まで: 年間8千キロ
経過年数7年まで: 年間8千キロ
経過年数8年まで: 年間7千キロ
経過年数9年以上: 年間6千キロ
車が古くなってくると、乗る頻度も低くなってきますから走行距離も減っていくのが普通です。そういう考え方から、年数が経過していくにしたがって、目安となる年間の走行距離も変わってきます。