査定時にチェックする項目と査定基準については、「財団法人 日本自動車査定協会」という機関のものを基準として、各買取店が独自の判断を付け加えて車の査定額が算出されます。
車の査定をするときには、いろいろな項目をチェックするのですが、そのチェックポイントは概ね次のようになります。
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査定のときに見る箇所
また、車の色も査定に影響します。車種にもよりますが、一般的には白や黒、シルバー系など人気のある色の場合は、査定額がアップします。
なお、車検の残り期間が長い場合は、プラス査定となります。
次に、外装や内装など個々の部分の査定をしていくことになります。
外装のキズや凹みなどをチェックする
査定を受けるときに、小さな擦りキズが気になるようであれば、コンパウンドで磨いてとれるものであれば、消しておくと良いでしょう。ただし、キズや凹みがあるからと言って、修理にだす必要はありません。修理費以上に査定額がプラスになることは無いためです。
また、外観が汚れている場合は、洗車をしてから査定を受けると良いと思います。洗車をしたからと言って、査定額が上ることは無いでしょうが、査定士の印象がよくなることは確かですから。
タイヤの溝が減っている場合は要注意
乗用車系タイヤの場合もオフロード系のタイヤの場合も、残り溝が1.6mm未満の場合は減点の対象となり、マイナス査定となります。逆に、残り溝が5mm以上あるとプラス査定となります。
シートなどの内装と臭いのチェック
また、タバコやペットなどの臭いがする場合もマイナス査定となります。臭いのする車は、中古車として販売しても買い手がつかないため、買取金額も低くなります。
電装系のチェック
走行距離が多いとマイナス
一般的に、車の年間走行距離は、普通車で10,000キロ、軽自動車で8,000キロという基準になっています。ですから、この基準で計算した走行距離が、基準値より多ければマイナス査定、基準値より少なければプラス査定となる可能性が大きくなります。
ただし、走行距離があまりにも少ない場合は、普段から動いていない車として見られますので、査定でもマイナスとなる可能性があります。
中古車市場でも、同じ年式同じ車種同じグレードであれば、走行距離の短い車の方が高く売れますので、買取査定のときも、いくぶん加点で査定してもらえる場合が多いようです。
エンジンからの異音や改造には注意
また、事故で車のフレームなどの重要な部分を修復している場合は、事故車となりますので、査定額は大幅に低くなります。なお、車の骨格部分やフレームなどを修理したり交換したりしている場合は、査定士にそのことを査定前に話しておいた方が良いと思います。
その他では、プラグやエンジンオイル、周辺パーツなどの状態もチェックされます。
エンジンを不正に改造している場合は、大幅に査定が悪くなります。場合によっては、査定額0円となることもあります。
必要な書類が揃っているか
必要な書類があるかどうかは必ずチェックされます。
- 車検証
- 自賠責保険証
- 整備手帳と定期点検整備記録簿
- 取扱説明書
- リサイクル券
取扱説明書以外の書類は必須なものばかりですから、必ず準備しておいてください。