車買取店が査定のときに見るところ

車を買取店へ売る場合、買取店ではその車の価値を調べるために「査定」を行い、買取可能な金額を算出します。

査定時にチェックする項目と査定基準については、「財団法人 日本自動車査定協会」という機関のものを基準として、各買取店が独自の判断を付け加えて車の査定額が算出されます。

ポイント
これには、その買取店がどういう車を欲しがっているのか、また得意としているのかなどの要素も関係してきますので、すべての買取店で同じ査定額とはなりません。なお、買取店に持ち込んで査定した場合、出張査定を依頼した場合のどちらでも考え方は同じです。

車の査定をするときには、いろいろな項目をチェックするのですが、そのチェックポイントは概ね次のようになります。

査定のときに見る箇所

まず、査定の第一段階として、査定する車の「車種・グレード・年式」などを確認します。この段階で、買取する車の大まかな査定額の基準がでます。中古車の場合は、車種やグレードなどによって基準となる買取額の目安が決まっていますので、最初にチェックし買取額のベースとするのです。

また、車の色も査定に影響します。車種にもよりますが、一般的には白や黒、シルバー系など人気のある色の場合は、査定額がアップします。

なお、車検の残り期間が長い場合は、プラス査定となります。

次に、外装や内装など個々の部分の査定をしていくことになります。

外装のキズや凹みなどをチェックする

ボディのキズや凹み、灯火類などに破損がないか、塗装に色あせや色むらがないかなどがチェックされます。灯火類については、不正な改造(灯火類のレンズの色については法令で決められているため)がないかも同時に確認されます。

査定を受けるときに、小さな擦りキズが気になるようであれば、コンパウンドで磨いてとれるものであれば、消しておくと良いでしょう。ただし、キズや凹みがあるからと言って、修理にだす必要はありません。修理費以上に査定額がプラスになることは無いためです。

また、外観が汚れている場合は、洗車をしてから査定を受けると良いと思います。洗車をしたからと言って、査定額が上ることは無いでしょうが、査定士の印象がよくなることは確かですから。

タイヤの溝が減っている場合は要注意

タイヤの残り溝がほとんど磨り減っている場合は、査定のときに減点となりマイナス査定となります。

乗用車系タイヤの場合もオフロード系のタイヤの場合も、残り溝が1.6mm未満の場合は減点の対象となり、マイナス査定となります。逆に、残り溝が5mm以上あるとプラス査定となります。

シートなどの内装と臭いのチェック

シートの汚れやヘタリ、フロアや天井部分の汚れ、破れ、キズなどを査定士はチェックします。あきらかに状態の悪いものは減点の対象となります。ハンドル、アクセル・ブレーキペダルなどの状態もチェックされます。

また、タバコやペットなどの臭いがする場合もマイナス査定となります。臭いのする車は、中古車として販売しても買い手がつかないため、買取金額も低くなります。

電装系のチェック

電動スライドドア、ETC、エアバッグ、サンルーフ、後席モニター、ナビなどの電装系パーツもチェックされます。

走行距離が多いとマイナス

査定時には走行距離もチェックされますが、年式に比べ走行距離が長いと査定で減点される可能性があります。

一般的に、車の年間走行距離は、普通車で10,000キロ、軽自動車で8,000キロという基準になっています。ですから、この基準で計算した走行距離が、基準値より多ければマイナス査定、基準値より少なければプラス査定となる可能性が大きくなります。

ただし、走行距離があまりにも少ない場合は、普段から動いていない車として見られますので、査定でもマイナスとなる可能性があります。

中古車市場でも、同じ年式同じ車種同じグレードであれば、走行距離の短い車の方が高く売れますので、買取査定のときも、いくぶん加点で査定してもらえる場合が多いようです。

エンジンからの異音や改造には注意

エンジンから異音がする場合は、要注意です。異音がする場合は、エンジン周りのどこかに不具合がある可能性がありますから、査定のときは厳しい査定となります。

また、事故で車のフレームなどの重要な部分を修復している場合は、事故車となりますので、査定額は大幅に低くなります。なお、車の骨格部分やフレームなどを修理したり交換したりしている場合は、査定士にそのことを査定前に話しておいた方が良いと思います。

その他では、プラグやエンジンオイル、周辺パーツなどの状態もチェックされます。

エンジンを不正に改造している場合は、大幅に査定が悪くなります。場合によっては、査定額0円となることもあります。

必要な書類が揃っているか

必要な書類があるかどうかは必ずチェックされます。

  1. 車検証
  2. 自賠責保険証
  3. 整備手帳と定期点検整備記録簿
  4. 取扱説明書
  5. リサイクル券

取扱説明書以外の書類は必須なものばかりですから、必ず準備しておいてください。

注意
また、取扱説明書は不要なので捨てたという人もいるかもしれませんが、この書類も次のオーナーにとっては必要なものですから、必ず保管しておいてください。ナビやエアコン、社外パーツなどの説明書も同様に大切ですから、保管しておくと良いでしょう。